大きく上達出来て、貴重な経験がつめるチャンス

大会ではジャッジがあなたのライディングをしっかり見て採点してくれます。
つまり、自分の今の1ヒートの出来がどのくらいだったのか示されます。
大会に出て経験を重ねることで自分の実力もはっきりとわかり、上達への課題も見えてきます。
さらに、大会に出た日がいい波だったら... 数十分間のヒートの間、いい波をそのヒート中に海に入っている選手だけで独占できます。
もちろん勝ち上がればそのチャンスが何度も訪れ、ルールにしっかりと守られた中でいい波を楽しめます。
支部やチーム仲間の応援を受け仲間同士の絆が深くなったり、貴重な経験と共にサーフィンライフを盛り上げてくれるのがサーフィン大会です。

※サーフィン大会の基本原則は「ワンマン・ワンウェーブ」、ひとつの波に2人乗ることは出来ないルールです。普段の波の取り合いではなく、ルールのもとで認められたクリーンな1本がジャッジに採点されるからこそ貴重な経験となります。

大会の朝から自分のヒートが終わるまで

  1. 決められた集合場所に遅れないように。エントリーの確認などを済ませたら、大体はステージや本部の前で開会式がスタート。競技委員長からその日のスケジュールとレギュレーションが説明される。マキシマムウエイブは何本までかなど重要なことをチェック。
  2. 自分のヒートの順番をしっかり確認。順番までは仲間の試合を応援しつつ、自分のコンディションを整えておこう。そして波の様子もよーくチェック。
  3. 自分のヒートが近づいてきたら、ビーチマーシャルのところに行って自分が出場するヒート番号と名前を告げ、ゼッケンを受け取って着用。ヒート開始に備えよう。
  4. ヒート開始、焦ってヒートのスタート前にテイクオフしないように。ルールを守って効率良くいい波をつかまえてベストのライディングにチャレンジ。ただし、マキシマムウエイブを超えないように。
  5. ヒート終了後は速やかにビーチへ戻って、ビーチマーシャルの元へゼッケンを返却。返却を忘れないように気をつけよう。もしも競技中のインターフェアレンス(妨害)判定に疑問があり、プロテスト(異議申し立て)の手続きを望む人はここで。ジャッジに直接異議を言いにいくのは厳禁!
  6. ヒートの結果はオフィシャルコールで発表され、インフォメーションボードにも結果が掲示される。勝ち上がれれば次のヒートへの準備へ。上位目指して頑張ろう!!

全日本サーフィン選手権会場

1.支部(チーム)テント

仲間の応援が選手の頑張る気持ちを後押し!!

全日本選手権には各支部のテント、支部主催大会などではチームテントが並んで仲間の選手をサポート。大会では応援合戦も盛り上がる。フラッグを振ったり、支部やチームごとにつくったTシャツやキャップを付けて同じカラーで応援すれば、ヒート中の選手からもわかりやすい。仲間の熱い応援があればヒート中の選手もリラックスでき、きっといい波をキャッチできる。

2.プライオリティーシステム表示

ルールを理解し、ヒート中は優先順位を常に確認していないと勝てない

サーフィンのコンテストでとても重要な「プライオリティールール」をしっかり理解しておこう。そして自分のヒートがスタートしたら、今がどんな状況かを常につかんでおこう。プライオリティールールの優先順位を無視すると妨害行為と判断されてベストウェイブを減点されてしまう。しっかり覚えておけば、戦略的な試合運びで効率良く勝つこともできるのだ。

3.ジャッジ

いちばん気になるジャッジの目線。僅かなポイントの差はどこで判断?

「なかなか勝てない」と悩んでいる人は、ジャッジのポイントをよく確認した方がいい。自分ではいいライディングを何本も決めたはずだと思っていても、最終的に評価されるのはベスト2ウェーブ。ジャッジの目線を研究することで、もっといいポイントを出す道が見つかるかも知れないよ。
さらにNSAではジャッジの資格を得て、自分がジャッジになる道もある。大会出場を通じてジャッジに興味を持ったら、そこを目指すのもいい。

4.ビーチマーシャル

ヒート前に遅れずにビーチマーシャルからゼッケンを受けとる

自分のヒートの2ヒート前になったらビーチマーシャルのところに行って指定カラーのゼッケンをもらう。ヒートが終わったら速やかにゼッケンを返却。返却を忘れた人がいると競技の進行が出来なくなるので注意。またプロテストする場合もここで用紙を記入し、マーシャルへ渡す。

5.ステージ

はじまりと締めはここ

いい波に乗って、すごいパフォーマンスをたくさん見て、仲間と共に盛り上がる。そんな時間の締めが表彰式。
表彰式の主役はステージ上のトップ選手だけではなく、参加した人全員がその日1日を振り返り、次の大会への思いへとつなぐ、そういう場所。いつかは自分もこの上に立つという目標を持って。頑張ろう!

6.大会本部

大会運営の司令塔

競技や式典がスムーズに進行するように各役割と連携をとって大会を進行するのが大会本部。用もなく参加選手が勝手に入ることは厳禁。

7.インフォメーションボード

参加選手にとって重要なことが掲示されるので必ずチェックを

その日のスケジュールや自分の参加するヒート順やヒート結果など、とても重要なことが掲示される場所。大会会場でコールされたことが聞き取りづらかったら、すぐにチェック。