おすすめ図書特集
UMI協議会メンバーがお勧めする、海に関する図書です。海が好きな人もそうでない人も、是非読んでみてください。
UMI協議会座長

ヨット、モーターボートの雑誌「KAZI」で連載された編集長のコラム10年分の精粋が1冊に。海を愛する人の視点に立ち、日本の海の文化、環境、海洋レジャーの安全、普及を考察した珠玉のエッセイ集。
財団法人 日本海事科学振興財団(船の科学館)

日本初の南極観測船として知られる「宗谷」、だがそれ以前の「宗谷」について知る人は少ない。耐氷型貨物船として建造され、海軍特務艦となった「宗谷」は、幾多の戦火を潜り抜け、戦後は引揚船として多くの同胞を帰還させた。その後は、灯台補給船として全国を巡り、六回の南極観測にも従事。最後は巡視船として北の海の守りにつき、現在は東京の船の科学館で展示船として一般公開されている。
昭和という時代をひたすら働き続けた「宗谷」の生涯を乗組員や関係者の証言をもとに綴った著者初のノンフィクション。
著者は現在、キャスター、ナレーターとして、また放送作家としても活動する一方、国のために戦う人々の姿を描いた自作の創作朗読ライブ 「ひとり語りの会」を展開中。
(財)日本海洋レジャー安全・振興協会

映画にもなりましたが、小説のほうが断然良いです。
いわゆる自衛隊もので、戦闘シーンや男くさい精神論とかが多いかなと、読む前はいささか敬遠していたのですが、グイグイと物語に引きこまれ、途中は涙・涙・・・。
一つの船の中での、人間模様や海の描写もすばらしかったです。上官と部下の信頼関係、生きるという意味も深く考えさせられました。

米国への亡命を決意した艦長が率いるソ連の原子力潜水艦をめぐる人々の思案を描くポリティカル・アクション。
祖国の政治体制に絶望したソ連北方艦隊潜水艦艦長のラミウスと彼の部下たちは、「ニューヨークへ向かい、レッド・オクトーバーをアメリカ大統領にプレゼントする」というメッセージをソ連海軍に残し、最新潜水艦レッド・オクトーバーをアメリカに向かわせる。国家最高機密の漏出を阻止するためソ連海軍は艦隊を総動員し、アメリカ東海岸にせまる。
(社)日本舟艇工業会

本書は免許不要で操船可能なミニボートの取扱いについて、操船者が身につけるべき必要な知識を懇切丁寧に記しており、ビギナーはもちろん、ベテランにとっても再度認識を新たにさせる内容となっている。
運搬・機動性に優れたミニボートではあるが、小型船に特有の危険性も有している。
特にその回避方法や気象・海象に対する基本知識について分かりやすく解説されており、これからマリンレジャーを始める人にとっては有用な1冊と思われる。
(社)日本マリーナ・ビーチ協会

昭和40年代、小学校にプールができた頃から臨海学校は減少し子供や親の世代も海や川に行かなくなって40年以上経ちました。子供たちの豊かな感性を育てるために大人たちが海辺の環境を作り、海遊びができるよう家族で楽しむにはお父さんお母さんの海遊びの学校が必要です。
この本は春~夏~秋~冬へと1年中通しての海の遊びを楽しむことができるようになるための参考書です。
財団法人 マリンスポーツ財団

角田潮里、二十一歳。女子大生であり、湘南の釣り船「アロハ丸」の船長でもある。伝説の漁師と呼ばれ急死した祖父の遺志を継ぎ舵を取ったのだ。一癖も二癖もある釣り客との葛藤と交流。そして淡い恋…。釣りの世界に生きる少女の成長を描き、「清爽な読後感」と高橋治氏推奨の長篇フィッシング・ロマン。
湘南やハワイ好きな人もそうでない人も、とても読みやすくリゾート地などで読むのに最高な1冊です。
NPO法人パーソナルウォータークラフト安全協会

ヒットしたドキュメンタリー映画の書籍版。元米国副大統領が行っている環境問題に関する「スライド公演」を書籍に直した本。(ノンフィクション)
映画よりも書籍の方が圧倒的に情報量が多く、地球温暖化が全世界に及ぼしている危機的な状況を具体的にデータや写真を通して訴えている。
毎年同じ海浜を使用して活動をしているが、書籍内容に該当するかの様に変化していく状況を実感する。
「温暖化防止策」等は並大抵以上のものが必要であると考えさせる本。「CO2排出量25%減!」と現首相は云うが実はそれぐらいでは済まない危機が訪れようとしているのかも知れない。
海なでしこ


青春時代のコミュニケーションはすれ違うことも多く、思いを伝えきれず、もどかしい歯がゆいところもありますが、懐かしむ頃には、すべてが良い思い出になっている…。
高校生、大学生くらいの年齢には、共感のもてる部分が多く、大人には、懐かしいような気持ちを思い起こさせるような一冊です。
高知市を舞台にした、東京からの転校生・武藤里伽子に恋をする、街を出たことの無い高校生・杜崎拓の物語です。
東京の私立大学に合格した拓は、上京し、一人暮らしを始めた。そんな折に偶然、持ち物の中から修学旅行で撮られた里伽子の写真を目にし、里伽子との思い出を回想する。
是非、2冊とも読んでいただきたい小説です。

作者の没後75年にあたる2008年、古典としては異例の40万部が増刷され、例年の100倍の勢いで売れた不朽の名作です。読者層は幅広いが、特に若年層に人気で、現代社会に通ずるものがあると話題になり、2008年の新語・流行語大賞で流行語トップ10に「蟹工船(ブーム)」が選ばれました。
カムチャツカの沖で蟹を獲り、それを缶詰にまで加工する蟹工船「博光丸」。そこは、様々な出稼ぎ労働者を安い賃金で酷使し、高価な蟹の缶詰を生産する海上の閉鎖空間であった。彼らは自分達の労働の結果、高価な製品を生み出しているにも関わらず、大会社の資本家達に不当に搾取されていた。
情け知らずの監督者である浅川は、労働者たちを人間扱いせず、劣悪な環境の中で彼らは懲罰という名の暴力や虐待、過労と病気(脚気)で次々と倒れてゆく。初めのうちは仕方がないとあきらめる者や現状に慣らされた者もあったが、やがて労働者らは、人間的な待遇を求めて指導者のもと団結してストライキに踏み切る。
最終更新 2009年 12月 25日(金曜日) 12:06